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2005/08/13

たまごっち復活!

いつの間にかたまごっちが復活して、これが結構売れているようだ。

二週間も前だけど、毎日新聞のサイト、毎日INTERACTIVEで取り上げられている
96年に販売を開始して一時期は非常に盛り上がっていたが、熱しすぎたのかすぐにブームは去っっていった。売れ行きを読み違えてバンダイは多くの在庫を抱えてその年か翌年に赤字を計上したはず。

売れ行きが落ちたのはブームが去ったというのと偽物が出回ったというのもあるようだ。
しかし昨年の4月に販売をスタートさせたところ先月末の一年と四ヶ月で累計1000万個に到達する見通しだったことには驚いた。
実のところたまごっちは99年に販売終了となっている。この記事を読むまで販売終了になっていることも知らなかった。欲しいと思わなかったから気づかなかったのも当然だけど。

前回の轍を踏まないようにどのような反省をしているのかも書いている。
まず販売予測。

    >“初代”の開発責任者で失敗も経験した本郷武一取締役を、総責任者
    >の「チーフたまごっちオフィサー」にして、需要予測や生産管理などを一
    >元的に担当させた。

重要なのが、過去には販売と製造が一元管理されていなかったような書き方だ。メーカーにとってあるまじき姿ですな(笑)
メーカーにとって販売(需要予測含む)と製造はクルマの両輪であって、どちらかがダメもしくは突出していてもバランスが保てない。販売が突出すると在庫が払底して販売機会を逃す。製造が突出すると過剰在庫に陥るという具合。

本当に一元管理されていなかったのだとするとそれはどうなんだろうか。一概にダメじゃんとも言えないような気がするけれど、小回りが利かなくなるので臨機応変には対応できないというのは間違いないと思う。需要が急激に落ち込んだ場合は致命的。

今回はそれを踏まえて本郷取締役の下で一元管理して販売と製造のバランスが取れた運営をしていくということなんだろう。

次に製造体制

    >生産工程も見なおして、発注から入荷までの期間を約1カ月短縮して、
    >過剰在庫を抱えないようにした。

在庫は資産であり不良債権なので、過剰在庫が増えるとバランスシートが悪化する。特にたまごっちみたいに腐らないものは始末が悪い。減価償却するもんでもないしね。売れる見込みがあれば、今期もしくは来期の売上見通しにおいてバランスシートが改善されるということで赤字計上してもいいかなとは思うけれど、売れる見込みが無いものは見通しはくらいから損金処理するしかないよね。つまりさらに赤字額が膨らむという勘定になる。
だから生産管理は重要な位置づけでなければならない。

偽物対策に関しては日本およびその他外国の税関と協力とある。

    >偽物対策は、日本や各国の税関に摘発を依頼した。04年6月に関東
    >地方で偽物が見つかった時は、中国当局と協力して広東省の偽物工
    >場を摘発。これ以来、偽物は見つかっていない。

ひっそりと再販売を開始したから偽物なんてあるのかいな?と思っていたけれど再販売を開始してすぐ摘発されているね。もしかしたらバンダイが販売を停止していた99~04までの期間、偽物が需要を満たしていたのかもしれない(笑)。
しかしたまごっちの偽物を作るところなんて中国ぐらいしかないと思うけどね(笑)。台湾もそうかもしれないけど。

この記事を読んで思ったのはあのバンダイのような大手おもちゃメーカーですら、想像以上の大ヒット商品に恵まれると足元がおろそかになってしまうということ。

本来メーカーは過剰在庫を抱えないように需要予測をしっかりやる、毎月の売上推移を確認して常に適正在庫に数量を維持するという事をしなければいけない。逆に言うと最初のたまごっちではそれができていなかったということになる。

需要予測と生産管理がダメダメだったのが原因と切り捨てるのは簡単だけど、本当にそうなのか?おもちゃとは言ってもバンダイほどのメーカーがそのような仕事の流れを理解していないはずがないと思う。
ということで少し考えてみた。

ここからは僕の個人的な想像だが、イケイケになって調子に乗った側面を完全に否定できないけれど、在庫を適正数量に保つ事は仕事の進め方として当然あったはず。しかし余りにも急激に売れ行きが伸びて在庫が払底し、またブームが最高潮であったために販売機会を逃すなと大量生産に至ったのだと思う。
ということを念頭において思考実験をしてみた。

結論:需要予測の失敗⇒生産計画がダメ
   :生産計画がダメ⇒販売機会の喪失
   :販売機会の喪失⇒大量の過剰在庫発生
   :過剰在庫の発生⇒業績悪化⇒赤字転落

やっぱり全部ダメダメだったのか(笑)。

確かに営業にとっては販売機会の喪失ほど怖いものは無い。ましてや供給不足になったときに偽物が出回るとどうしようもなくなるし。悪化は良貨を駆逐するの諺どおり、偽物が蔓延するとバンダイのイメージが悪くなる。それもバンダイ側を大量生産に追い込んだ要因の一つかもしれない。


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いまちょっとAmazonでたまごっちを調べてみたけれど、軒並み売り切れじゃん。生産が追いつかないのかね。こんなに人気が出てるなんて知らなかったよ。


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